ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

上越線2(水上~高崎)

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水上駅13時14分発、上越線普通列車、新前橋行きに乗車します。

4両編成で、座席はほぼロングシートです。。。
(2席だけ前向きの座席がありますが、トイレの向かい側という位置です)








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水上駅を出発し、温泉ホテル街を抜けた電車は、利根川の渓谷を見ながら走ります。

下り線に比べて、私が乗っている上り線の方が山に近いため、トンネルが多めです。

後閑駅に来ると土地が開け、沼田市に入れば、いちだんと広くなってきました。

天気はすっかり晴れ、陽が眩しいほど車内に差し込んできました。

まさしく典型的な冬の天候で、「裏日本」と「表日本」両方の気候を味えるのが、上越線ならではですね。







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沼田駅を過ぎると、再び両側の山が切れ込んできて、上越線も右へ左へとカーブします。

利根川の方も進行方向左に移ったり右に移ったりして、なかなか忙しない。

先ほどのループ線ほどではないにしろ、この区間利根川の美観もじゅうぶん見応えはあります。

それなのにこの電車ときたら、通勤電車と同じ、窓を背にした横長のシートですから、外を眺めるには首か腰をひねらなければならず、傍から見れば、行儀の悪いことこの上ないです。

外国人観光客も乗っているのですから、せめて一部の車両だけでも4人がけボックス席に改造すればいいのに勿体無いと、いち旅行者としては思ってしまいます。







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右の利根川と左の吾妻川が合流する地点を渡り、さらに吾妻線と合流すると、渋川駅です。

時刻表を見ると、当列車到着の5分前に特急草津2号上野行きが出発してしまい、嫌みにも寸でのところで乗り換えができません。(逆に特急から当列車へは乗り換えができる)

なぜ接続してくれないのか、不思議に思います。

渋川駅からは利根川と離れ、関東平野部を走行します。

単調な景色が続き、眠くなってきますが、わずか3駅先の新前橋駅で当列車はおしまいです。






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新前橋駅から高崎駅までは3駅で、距離は7.3km。

そこまでだったら、新前橋止まりの電車をそのまま高崎駅まで運行させればいいのに、JR東日本はそういうところでもケチに減便するらしい。

もっとも、14時6分に着いて、4分の接続ですから、さして待つことはありません。

両毛線から入ってきた6両編成の電車は、たくさんの乗客で賑わっていましたが、なんとか空いている席に座ることができました。

10分の乗車で、14時20分、高崎駅着。

ところで、だいぶ古い資料ですが、私の手元には1968年(昭和43年)10月号の時刻表があり、それを見ると、かつて上越線内全線(高崎~長岡)を走破する普通列車があり、なかには上野から長岡までというロングランも存在していました。

ずいぶんのんびりとした運用だなと思いますが、しかし、これから乗る14時24分発の高崎線も、上野はおろか、東京、横浜、小田原、静岡県に入って熱海、そして伊東までと、一都四県にまたがる長距離電車でした。(続く)