上信電鉄2(下仁田駅前のレストランにて)
午後1時15分。
立て看板のメニューを見ると、「下仁田カツ丼」なるものが書かれているではありませんか。
それに、この店では下仁田ネギも扱っていて、「一本揚げ」であれば安くいただけそう。
栄養バランスを無視した揚げ物のオンパレードですが、お腹がだいぶ空きましたし、たまにはいいでしょう。
カツ丼は揚げたてのカツに、サッと醤油だれをくぐらせたさっぱり風味。
肉厚だけど、脂っこくないので、3枚のカツをぺろりと平らげてしまいました。
一方、下仁田ネギの一本揚げ(右の皿)はというと、極太で食べ応えあり。
衣でサクッとするけど、ネギの食感自体はとろけてしまうほど滑らか。
店員のおばちゃんから、「ここまで育てるのに大変なんですよ」と。
農家の努力の結晶が、この滑らかさと甘さにつながっているんだなと、しみじみ感じました。
栄養バランスをさらに無視して、デザートにソフトクリームもいただきました。(カツ丼とセット注文)
このソフトクリームは、同じ下仁田町の「神津牧場(こうづぼくじょう)」のミルクを使ったもので、かなり濃厚な味わいでした。
のちに知りましたが、この牧場は1887年(明治20年)に開業した、日本最古の洋式牧場だそうです。
「小柄な牛だけど、ザラメがないんですよ」とおばちゃん。
食を通して、また新たな情報をいただけるというのも、おもしろいですね。
お会計を済ませると、厨房にいたシェフもすてきな笑顔で「ありがとうございました」と言ってくれました。
揚げ物と濃厚なソフトクリームのおかげで、すっかり満腹です。