山陽本線(瀬野~岡山)
3両編成の普通列車には、立ち客がいるほどの盛況ぶりで、例によって先頭車両の運転席後ろから眺めることにしました。
9月9日に再開されましたが、呉線と同様、新しく路盤を埋め立てた所は速度制限がかかり、そろそろと通過していきます。
河内から本郷にかけての区間も路盤が流失し、被災当初は線路が浮いている状態でした。
山陽本線の中でも復旧完了が遅く、9月30日に再開を果たしました。
徐行中、線路を見ると、いかにも流失した路盤を再利用したような感じで、強度が心許ない気がしますが、また台風や大雨がない限り、いずれ固められるでしょう。
16時23分、糸崎駅で隣に停車中の岡山行きに乗り換えます。
自転車で走っている人もいて、どうも地元の人ではなさそうです。
したがって、快速列車に乗った方が岡山駅に早く着くのですが、座っていきたいので、始発駅である福山で乗り換えるわけです。
国鉄型の電車で、クリアな自動放送が流れるのには驚きましたが、とにかく次々と駅を飛ばす様は爽快です。
ここから新大阪駅まではさすがに新幹線で帰ります。
18時3分発の「さくら562号」に乗る予定でしたが、その1本前の「のぞみ48号」がまだホームに停まっていて、指定席券を持っているわけではなかったから、そのまま自由席車に飛び乗りました。
・・・後日、残存路線距離と割合を計算してみました。
今回の未乗線は私鉄線だけなので、相当JR線を利用したわりに残存距離数が変わらないのは、報われない気がしますが、とにかく計算して見たところ、
JR線未乗距離=262.3km ・・・1.4%
私鉄線未乗距離=227.9km ・・・3.0%
残存総距離=490.2km ・・・1.8%
となりました。
ついに98%は制覇したということですが、次の旅行で、鉄道完乗は達成できそうです。
完乗を果たしても、達成感やその反対の虚無感はなく、淡々とした結末になりそうですが、冬が来ないうちに、この鉄道道楽を終わらせようと思います。(終わり)
※次回のブログは、11月7日(水)にアップする予定です。