ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

函館山

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函館市電の宝来町停留場で下車した私は、函館山へ上るロープウェイへと向かいます。




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護国神社坂を上った所に、函館護国神社がありましたので、ちょっとここにお参りしてからですね。

もともとは、1869年の箱館戦争の時に、新政府軍の戦没者を招魂するためにつくられたそうですが、近年は縁結びのご利益を謳っています。



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いや~、「不苦労」であれば、どんなにいいことかと思いますが、現実はさにあらずですね。

まあ、だからこそ、「福」とかを願うのでしょうけど。

地元のボランティアと思われる年寄りの方々が、神社の芝を刈っていました。




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護国神社を後にし、ロープウェイ山麓駅の方へ歩を進めます。

5分程で着き、中へ入って、ロープウェイの往復券を買いました。



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始発が10時とちょうどよく、しかも景色はきれいに見えるそうで、これは期待ですね。



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改札機に切符のQRコードをかざし、ホームへと入ります。

125人乗りのゴンドラに数名の客を乗せて、出発しました。



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後方の展望席に立つと、函館の市街地がどんどん小さくなっていきます。

およそ800mの途中に支柱がないので、景観は損なわれていません。

夜になると、街の光が点在して、きれいに見えるそうですね。

3分の乗車で、海抜334mのロープウェイ山頂駅に着くと、ゴンドラとホームとの間にすきまを埋める足場が出てきて、そこにゴンドラを固定します。

左の階段を上って、まずは漁火公園に出ます。



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立待岬が見え、津軽海峡を挟んだ遠くにうっすらと青森県下北半島が見えます。

なお、時々ハチが飛んでくるということで、あまり長居しませんでした。



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次に、山頂展望台のラウンジに上がります。

こうして見ると、函館はくびれているのがはっきりと分かります。

この独特な地形は、函館山渡島半島との間に、津軽海峡が運んできた砂や函館山の流出した土砂が堆積して砂州(さす)をつくったのが始まりとされています。

中心街はこの砂州の上に立っているのです。



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視点を函館湾に変えます。

函館港に大型の船が滞留しています。

湾を挟んだ遠くに、ギリギリ駒ケ岳が見えました。



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駒ケ岳の山頂は白く厚い雲より下の方にありましたから、視界が効いて良かったです。



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下へ降りて、西側の展望台へと移ります。


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松前半島の方を見ますが、どれが木古内で、どれが知内なのかはっきりしませんでした。

ただ、こう見ると、道南いさりび鉄道函館市街地から木古内までを、函館湾に沿ってぐるりと回っていることを想像します。



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函館の景色と地形を存分に堪能できたところで、ロープウェイで山麓へ下り、再び函館市電へと戻ります。(続く)