ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

南海加太線

イメージ 1

和歌山市駅からもう一つの支線、加太線(かだせん)に乗ります。

加太線紀ノ川駅と加太駅を結ぶ全長9.6kmの路線ですが、電車はすべて1つ手前の和歌山市駅を発着します。

和歌山市の郊外路線であるほか、景勝地や海水浴、温泉などを有する行楽路線としての性格も持っています。

先ほど、和歌山港線で乗った「めでたいでんしゃ」も、本来はこちらを走ります。




イメージ 2

ところが、加太線の沿線景色は、行楽路線とは裏腹に、住宅街ばかりを走る退屈な景色が続きます。

左窓から薄日が差してきて、車内の冷房と混ざり合い、心地よい陽気の中、しばし眠りに落ちました。




イメージ 3

磯ノ浦駅を過ぎると、わずかながら海が見えます。

大きな白波を立てて、サーファーがサーフィンに興じていました。

と、すぐに右へ曲がって山の中へ入り込み、人家の少ない所を彷徨うように進みます。

やがて、こじんまりとした町が見え、13時50分、加太駅到着。



イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

降りていった乗客の半分は、マイクロバスに乗って行きました。

ホテルか旅館に泊まるのでしょう。

なお、加太海水浴場や港は、駅から北西へ1kmほど行った先にあります。

私はこのまま、13時58分の電車で折り返します。





イメージ 8

14時21分に和歌山市駅に戻った私は、次の紀勢本線15時3分の列車まで、40分待ちます。

バスも走っていますが、運賃が高いうえに時間もかかるので、このまま待つことにしました。

何もすることがないので、改札を出てみると、ちょっと古臭かったあずき色の大きな駅舎は取り壊され、建て替えの工事中でした。


イメージ 9

お知らせを見ると、どうやら新駅舎は、駅のほか、図書館などの公共施設、ホテル、商業施設、駐車棟も入った複合施設に仕立てるそうです。

2020年完成の予定で、近頃、東京でオリンピック・パラリンピックの開催が決まってから、なにかと2020年を目処にする取り組みや事業が目に付きます。





イメージ 10

紀勢本線に乗り、和歌山駅へ。

次は和歌山電気鐡道貴志川線です。(続く)