ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

ハワイ旅行5(ダイヤモンドヘッド)

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ハワイ日時で7月12日。

この日はワイキキの郊外にあるダイヤモンドヘッドという山に行きました。

ホテル近くのバス停(デューク・カハナモク像)から、OLI OLI バスに乗って行きます。

この停留所、日本のようにはっきりとした目印というか時刻表を貼り付けた衝立がありませんから、分かりづらいです。






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およそ5分遅れで10時25分にバスが出発。

バスの車内は窓のない開放型で、座席は最後部を除いて外に向いた木製ベンチです。

長く座っているとお尻が痛くなるヤツですが、ダイヤモンドヘッド・クレーター内停留所まで25分弱ですので、なんとか耐えられるでしょう。

日差しに当ると眩しいし暑いですが、日陰であれば乾いた風が直接車内に入って気持ち良いものです。

日本ではトロッコ列車のような感覚ですね。





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このバス、どういうわけか、子どもの指定席が設けられているのです。

ま、乗客が少ない場合は大人も利用していいのでしょうけど、日本の公共交通機関ではまず見かけない席ですね。







やがて、ワイキキ水族館を過ぎると、住宅街に入っていきます。

この辺りの戸建ては基本的に平屋で、敷地面積を広く取っているのが特徴的です。

コンクリート建てというのも沖縄と一緒ですが、手入れが行き届いており、高級住宅街といった趣があります。

ハワイは物価が高いから、土地と家合わせて一体どれぐらいになるのか、想像もつきませんね。







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住宅街を抜けると、道路は海岸線に沿って走ります。

進行方向左にはダイヤモンドヘッドの外輪山の斜面が迫ってきており、右側は海に落ちている。

さわやかな風がビュービュー入ってきて、これもいとすばらしきかな。

外輪山をぐるりと回って、主要道路から外れてクレーター内に入る際、トンネルを突き抜けます。

トンネルを抜けて程なくダイヤモンドヘッド・クレーター内停留所に到着です。








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時刻は午前11時で、実はこれからどうするのかは未定で、登るのか登らないのか、登るとしたら途中までにするのかで話し合いが始まります。

パンフレットには片道約40分とありますが、頂上で休憩する時間も含めれば往復2時間といったところでしょうか。

しかし、我々はそもそも登る気でここへ来たわけではありませんから、登山の格好などしているはずがなく、サンダルであったり帽子を被ってこなかったり、日焼け止めクリームを塗ってこなかったり。

まったくもって計画性がありませんが、とりあえず母と叔母さんはここで涼むということで、父といとこと、私の3人で登れるところまで登るということに決まりました。







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自動販売機を見つけました。

飲み物が欲しかったので、ちょうどいいやと思ってクレジットカードを入れたのですが、その後の操作が分かりません!

何回か試しても一向に飲み物が出てくる気配はありません。

またしても英語力のなさで飲み物を逃してしまうとはと、ガッカリ。

しかし、その後、白人系の家族が利用しようとしましたが、やはり私達と同じ操作が分からず途方に暮れた様子。

外国人も利用できないとすれば、いったい何のための自動販売機なんだと首をかしげたくなります。

ただ、ハワイは日本ほど治安が良くなく、現金ではすぐに強盗に遭うだろうとのことから、カード払いにしてるのかもしれません。

そもそもホテル街にも自動販売機が設置されていませんでしたから、みんなお店とかで飲み物を買うのでしょう。

そういうわけで、3人は手持ちの飲み物で凌ぐことにしました。








登山道は、始めはなだらかな上り坂でよく整備されていましたが、途中から未整備状態で階段状になる等、山道らしくなってきました。

日差しがきつく、背中に汗がダラダラ流れてきます。






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途中にいくつか休憩できるスペースがあり、そういう所で休みながらえっちらおっちらと登ります。

父が「もうここまでにしようか?」と声をかけてくれますが、どうも頂上がすぐそこにあるように見えて、そうすると、「まあもう少しだけ行ってみようか」「あそこまで行ってみよう」と欲を出すのを繰り返すものですから、結局は「やっぱり頂上まで登るか」ということになります。






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まるで上越線土合駅を彷彿とさせる長い階段や、



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灯台のようならせん階段を上がったりしていきます。





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入口からおよそ1時間、ようやく頂上にたどり着きました。

ワイキキのホテル街が一望できて、見晴らしが良いものです。

海も青々としています。






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山の方に体を向けると、意外と住宅街が形成されており、広島や長崎、神戸を思い起こさせます。

外輪山も綺麗に囲んで見えますね。





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さてさて、上りあれば下りあり。

帰りは滑らないように慎重にゆっくりと下りて行きます。

と思ったら、我々の後ろの方で、小学生と思しき白人系の女の子が足を滑らし、思いっきりお尻を打ってしまった。

女の子は泣き出し、動けなくなったのか、父親におんぶしてもらうという哀れな姿をさらしてしまいました。

帰りも1時間程かけて降り、午後1時に入り口に到着。

木陰で休んでいた母と叔母が迎えてくれました。

このままバス停に向かっても良かったのですが、私がちと腹を空かせてしまい、出店でホットドッグを買う(4ドル)。

苦手なマスタードがたっぷりかかっていましたが、風味が立つぐらいで意外と辛くありませんでした。

ぶっといソーセージも食べ応えがあり、10分で完食。

急いでバス停に向かい、ギリギリ乗車に間に合いました。

疲れたけど、今まで屋久島の縄文杉や富山の立山(雄山)に登った経験がありましたから、さほど大した登山ではありませんでした。

もちろんもう少し登山の準備はしなければなりませんでしたが。






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ついでに、ハワイのバスについて。

連接車タイプが走っていました。

BRTの一環で導入している国があるのは知っていたし、日本でも導入が検討されている所があるそうですが、実際にこの目で見たのは初めてでした。

あの渋滞が多い中、普通の乗用車に混じって運転するのもなかなか大変なような気がしますが、ぜひ乗ってみたいですね。(続く)