相鉄新横浜線2(羽沢横浜国大~海老名)
10時12分、羽沢横浜国大駅で下車。
時刻表を見ると、日中は1時間に2本とローカル線並みの本数です。
地下1階ホームから上がり、外を見ると、東海道貨物線が通っています。
改札口で駅係員に乗車券を持ち帰る旨を伝え、無効印を押してもらいました。
改札口を出て、運賃が書かれた路線図を見てみると、羽沢横浜国大駅の隣の武蔵小杉駅は310円となっているのに、1つ左の新川崎駅は220円となっています。
新川崎駅の下の鶴見駅にいたっては、170円と、路線図だけを見れば離れているのに、なぜ武蔵小杉駅より安くなっているのか不思議ですよね。
実はJRは運賃に「距離制」を採用していて、つまり例えば当駅から鶴見駅の距離「だけ」を見れば、武蔵小杉駅より近いということになります。
事実、前回の記事でもお伝えした通り、新川崎駅と鶴見駅は通過したものの、たしかに駅はありました。
距離だけを見れば武蔵小杉駅よりも近く、したがって制度上は運賃が安くなってしまうのです。
実際に行くとなれば、新川崎駅は武蔵小杉駅で横浜・逗子方面の列車に乗り換えるだけですが、鶴見駅だと同駅で南武線に乗り換えて川崎駅まで行き、さらに京浜東北線に乗り換える必要があり、なかなかややこしいですね。
相鉄の記念ビデオが流れ、座席に座ることもできます。
羽沢横浜国大駅舎です。
大きな造りとなっていますが、駅ナカといったお店はありません。
JRと相鉄の職員の詰所があって大きくなったのでしょう。
駅名にもなっている横浜国大生の姿は、冬休みのためか、見当たりません。
したがって、駅前は閑散としています。
開発中の所もあって、これからなのでしょうね。
駅に戻り、次は10時35分発、各駅停車の海老名行きに乗ります。
配線はこのようになっています。
両側の地上に上がっていく線路が新宿方面、そして中央の2本の線路は、将来、東急東横線につなげる予定です。
現在は、折り返し用の引込線となっており、JR線内で運転見合わせになった時に、当駅で折り返せるようになっています。
今度の電車も相鉄の車両でした。
しばらくトンネル内を走った後、地上に出て相鉄本線と合流。
西谷駅です。
相鉄新横浜線はここまでで、この先は相鉄本線と路線名が変わります。
向かい側の2番線に、特急海老名行きの電車が待ち合わせていて、ほとんどの乗客はあちらへ流れて行きました。
私はこのまま海老名まで乗車します。
車内はほとんど貸切状態で、大和駅でちょっと乗ってきたって感じですが、終点の海老名駅までは空いてました。
32分乗車し、11時7分に海老名駅に到着。
ちなみに特急だと、羽沢横浜国大駅からは23分とおよそ10分早く着きます。
羽沢横浜国大駅でわざわざ紙の切符を買っておき、海老名駅の改札口でまた無効印を押してもらいました。
相鉄のマスコットキャラクター「そうにゃん」入りです。
お腹が空いたので、改札口を出た所のまぐろ店で、マグロ丼を食べました。
たしか600円程だったと思いますが、なにせ安いのに美味しかったです。
海老名駅の東口。
はじめて見ましたが、ビナウォークをはじめ、たくさんの歩行者で賑わっていますね。
「いきものがかり」も、かつてはここで路上ライブをされていたそうですね。
相鉄新横浜線を乗りつぶしたところで、埼玉の実家に向かいます。
小田急線で新宿へ。
当駅から新宿へは、小田急線と先ほど乗ってきた相鉄・JR線の2路線となりましたが、時間、運賃、運行本数ともに小田急の方が良いに決まっています。
したがって、先ほど相鉄線のガラガラ車内とは違って、座れないほど詰め込み乗車でした。
正直、JR線と相鉄線を直通させる大きなメリットがいまいち分からなかったのですが、やはり横浜国大生や羽沢地区の住民の利便性確保、あとはせいぜい武蔵小杉駅から新宿方面への混雑緩和ぐらいしか思いつきません。
とはいえ、まだまだ人口が首都圏に流れていくことを考えると、沿線住民が増えると思われ、利用者も増えていくのでしょう。
東急東横線との直通も控えていますし、まだまだ未知なる部分が多いですね。(続く)