ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

福島県只見町にて2

3月20日(金)。

 

午前7時に目が覚めると、外から強い風と雨の音が聞こえました。

 

 

 

 

 

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午前7時30分、誰も居ない食堂に朝食のお膳が用意され、私が席に着くと、厨房の方から女将さんが来て、具だくさんの味噌汁を持ってきてくれました。

 

白ごはんは自分でよそい、いただきます!

 

朝食にしてはボリュームたっぷりだけど、味付けが薄く、するすると食べ切ることができました。

 

ヨーグルトの上にかかっているのはキウイで、さっぱりとしました。

 

 

 

 

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只見線「縁結び列車」のコースターもあるんですね。

 

 

 

 

再び女将さんがお茶を入れに来て、「今日はどちらへ?」と聞いてきたので、

 

「今日は、これから只見線に乗って小出方面に出て、富山に帰るだけです」と応えると、

 

「わざわざ只見へ来ていただいてありがとうございます。何もない所でしょう。」と女将さん。

 

「何もない」というのは田舎ではよく聞くセリフで、私は謙遜の意味だと捉えています。

 

「いえいえ、こうして只見に泊まったおかげで、美味しい料理や『ねっか』という米焼酎に逢えたわけですから。」

 

「ここへ来る人はみんな通過していってしまうんですよね。鉄道ファンは只見線の鉄橋を撮りに三島町へ行ってしまいますから。」

 

「しかし、只見線もメディアとかにずいぶん取り上げられたおかげで、観光客は増えたのではありませんか。」

 

「ここはいつもこんな感じ。たまにたくさんのお客さんが来た時は、いったい何事かと思ってしまうんです。」

 

たしかに、10年前に只見線を乗った時は、失礼ながら、只見を通過してしまった。

 

今回、泊まろうと思ったのは、只見線を1度乗り通したこともあるが、代行バスから小出方面に向かう列車の接続時間がすこぶる悪かったことの方が大きく、日帰りでは無理だったのだ。

 

 

 

 

 

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午前8時45分にチェックアウトをし、宿を出発。

 

昨日、目を付けていたお土産を買いにいきました。

 

ヤマザキショップで、昨夜いただいた米焼酎「ねっか」とペットボトルのお茶を購入。

 

手間暇がかかっていそうな「ねっか」のお値段は、720mlで1500円(税別)と安い。

 

それから物産店で、じゅうねん(荏胡麻)のドレッシングと布沢の蜂蜜、そして職場へのお土産に玄米のせんべいを7個すべてを買い占めました(笑)

 

玄米のせんべいはこれで店頭からなくなりましたが、トイレットペーパーやティッシュなど生活必需品ではありませんから、こういう買い占めは許されるでしょう。

 

これで只見にはおよそ15000円を落としたことになります。

 

微々たる金額ですが、自分ができる精一杯の地域貢献です。

 

 

 

 

 

雨は止みましたが、風は相変わらず強い。

 

これで列車は走るのか不安になりましたが、幸い、只見駅に着くと、ちょうど折り返しの列車がやってきました。

 

 

 

 

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只見・小出間を走る車両は従来通りの国鉄型車両なんですね。

 

2日目の列車の旅を始めます。(続く)