飛騨まんが王国
杉原駅から飛騨まんが王国へ向かいます。
駅前の案内板には徒歩5分とあり、駅からのアクセスはますます良さそうです。
階段を上がると、すぐに集落が現れます。
坂を上がって、右へ曲がる。
典型的な田舎の風景ですね。
はたして本当にまんが図書館や温泉施設があるのだろうか。。。
高台からの眺めです。
のどかな田舎の風景が広がっています。
坂を上りきると、ありました。
私の足で7分ほどでした。
外観はまるでバブル期を思い起こさせるような建物で、あの田舎の風景にはちょっと違和感がありますね(笑)
そのことを自覚しているのか、「バブルの墓」なんて碑が立っています。
まるでバブル期に公費で造ったレジャー施設に似ています。
「バブルの墓」の隣には飲料水として利用できる水があります。
山の水ですから、これは美味しそうです。
水槽にはたくさんの鯉が泳いでいます。
さっそく館内へ入りましょう。
私は「まんが図書館」と温泉「おんり~ゆ」がセットになった共通券(800円)を利用することにしました。
靴を脱いで検温を済ませ、料金を払って中へ。
入ってすぐ左側には食堂があって、今回は利用しませんでしたが、主に定食や麺類が食べられます。
営業時間は午前11時30分から午後2時までと短いですが、手頃な価格で昼食をとることができます。
まっすぐ進むと温泉施設で、これは後ほど利用します。
私は右側の階段を上がって、まずは「まんが図書館」へと行きました。
長い渡り廊下に飛騨地区や高山本線の写真が並び、さらに漫画の原作者や声優さんのサイン色紙が飾ってあります。
モンキーパンチ、永井豪、加藤みどり、野村道子など、そうそうたる方たちが、この施設を訪れていたんですね。
実はすごい所なのかなと思えてきます。
渡り廊下の果てにロッカーがあって、そこに荷物を入れます。
そしていよいよまんが図書館へ。
吹き抜けの構造の2階建てで、全部で約42000冊が所蔵されています。
検索機はなく、入り口に索引表をめくって、読みたい漫画を探します。
棚から漫画を取り出したら、普通の椅子に座ってもいいし、テーブル席、はたまた長椅子に寝転がって読むことができます。
まんが喫茶と違って、一度料金を払ってしまえば、1日中読みふけることができるのがいいですね。
もっとも、私は帰りの列車の関係で、午後4時半過ぎには出なければいけないので、実質4時間しか居られませんが。
それと、最新かつマイナーな漫画はあまり置いていないようでした。
(さすがに『鬼滅の刃』や『ONE PIECE』『MAJOR 2nd』『名探偵コナン』などメジャーな作品は最新刊も置いてありましたが)
ともあれ、館内を歩き回りながら漫画を読んでいるうちに午後3時半を過ぎ、疲れてきたので、そろそろ温泉に入ろうと図書館をあとにしました。
温泉はアルカリ性で、天然温泉風呂、展望風呂、水風呂、そしてサウナがついています。
図書館でもそうでしたが、この日は日曜日にもかかわらず、客は非常に少なく、私が入った時は数名しかいませんでした。
まあ、このご時世ですから、利用者からみれば少ない方がありがたいのですが、とにかく開放的な入浴を楽しめました。
この他、宿泊施設もついており、泊まることもできます。
いい湯から出たところで、午後4時半過ぎに出ます。
杉原駅に乗客は私1人だけです。
17時1分発の普通列車、猪谷行きは、座席が転換クロスシート車でした。
高山本線のような観光路線には、全部この座席を備えた車両にすればよかったのにと、いつも思います。
猪谷駅で乗り換えた普通列車では、もう辺りはすっかり暗くなっていて、景色を眺めてもしょうがなかったので、ぐっすり眠りました。
飛騨まんが王国は初めて利用しましたが、私の自宅からほど近く、山奥にもかかわらずアクセスはまずまずよく、シーズン中さえ外せば混む心配はありませんから、また利用したいと思いました。
近いうちに、また行くことになるかも。。。(終わり)