ハワイ旅行0(準備編)
久しぶりの旅行記です。
妹夫婦の結婚式への出席で、7月10日(水)から14日(日)までの5日間、家族とハワイに行ってきました。
私にとって初めての海外旅行なので、不安もありましたが、それ以上に楽しみでもありました。
私はパスポートを持っていなかったので、まずはパスポート申請。
身分証明書(私は自動車の免許)や印鑑はもちろんのこと、住民票や戸籍抄本まで取り寄せなくてはいけないとは、ああ面倒くさい。
しかし、申請しないことには始まらないので、とりあえず会社の出勤前に、富山駅前のマリエ7階に行き、せっせと書類の記入を済ます。
窓口に提出してから1週間後、再びマリエ7階へ。
有効期間が5年のパスポートにしたので、11000円払い、パスポートを受け取りました。
それから1か月半後に、結婚式の案内や旅行のしおり等の一式が家に届きました。
直後に妹から連絡があり、保険に入るのと、エスタ申請をするようにとのこと。
ハワイ滞在は実質3日間で初日と最終日は飛行機の中だから、保険は3日間のプランでいいのかと訊くと、「一応5日間にしといて」と妹。
「もっとも、初日と最終日に保険が適用されるのは飛行機が墜落して生き残った時だからねぇ、あはははは・・・」
あはははは、じゃない!
海の藻屑にはなりたくないのだが、私がどうこうできる問題ではない。
ということで、保険は5日間プランで申請。
妹に聞いてもよく分からなかったので、ネットでググってみる。
すると、エスタ申請の進め方が分かりやすく書いてあるブログを見つけました。
そのブログサイトを参照しながらエスタ申請を進めましたが、なにぶん記入事項が多く、自分の住所や電話番号はもちろん、会社のことまで記入しなければならないから、面倒この上ない。
しかも基本的にローマ字で入力しなければならないから、余計に時間がかかる。
つづりを間違えたり、本来なら「&」のところを「and」としなければいけなかったりと、試行錯誤の末、結局終わるのに1時間半もかかってしまいました。
で、3日後に申請の許可が下りるかどうかの連絡が来るらしく、下りなかったらまたやり直し。
3日後、なんとかエスタ申請は通ったと通知され、肩を撫で下ろしました。
こんなに面倒な手続きなものだから、代行業者に頼むこともできるそうだが、料金が7000円もかかるとか。。。
あとは荷づくりをして、7月10日に富山を出発!
本当なら旅行のしおりを熟読したり、観光名所を調べておいたり、英語も勉強したりするべきでしたが、やる気がわかず、他人任せにしよう。
埼玉の実家に着き、お昼ご飯を食べた後、実家を出発。
フライトは午後10時です。(続く)
近況
放課後等デイサービスに転職しておよそ1ヶ月。
今のところ、とても充実した日々を送っています。
たくさんの障害児たちと接するこの仕事は、子ども達にいろんな(摩訶不思議な?)遊びに付き合わされる点で、たしかにハードだけど、まあ一緒に遊べて給料がもらえるのですから、有難いことです。
残業もなく、きっちり定時で帰れるし、週2日のお休みもしっかり取れるのも、嬉しいですね。(夜勤もなし)
さらに、大抵の福祉施設にはつきものの送迎サービスもなく、その分、活動に集中できるという点も助かっています。
私にとってはこれ以上ない働きやすい環境ですが、もちろん子どもの教育に携わる以上、子どもの特性をはじめ、気持ちや思いの理解、また放課後等デイサービスのことや、子どもの主体性を引き出す技術も知らなくては務まりません。
日々勉強ですね。
去年の3月に小学校の教員を辞め、平成最後の機会に「鉄道完乗旅行」なんていう、元教育者としては正気の沙汰とは思えないことをやってしまい、おかげで貯金はスッカラカン。
遠出なんて今年の2月末の北陸鉄道以来していません。
けれども、不思議なことに、もうすぐ4ヶ月ほど旅行に出掛けてないにもかかわらず、「禁断症状」が現れないんですね。
あれほど大好きな旅行だったのに。
もちろん、お金さえあればまたどこかに出掛けたいのだけど(なにしろ新規に開業したJRおおさか東線や、復旧を果たした大井川鐡道井川線の末端区間及び三陸鉄道にはまだ乗っていないのです)、それがしばらく叶わずとも寂しくはないのです。
おそらく、最低1回は乗ってしまったから、それまでの「乗らなくてはならない」という欲求というか強迫観念というか、呪いみたいものが消えてしまったからでしょう。
おかげさまで、仕事にがっつり打ち込めています。
とはいえ、来月は所用でハワイに行くことが決まったし、8月には実家に帰省、そして9月は会社の研修で東京へ、といった具合に、少しずつ遠出する予定ができてきましたから、楽しみではあります。
新しい生活が始まったばかりで、これからどうなるか分からないけど、そんな先行きのことばかり心配してても仕方ありませんから、楽しめる時は楽しむのが良いのでしょうね。
スカイバス富山
こんどの夏にハワイへ行く用事ができ、そのためのパスポートを取得しに、富山市の窓口まで行ってきました。
海外へ行くのは初めてなので、非常に楽しみではあります。
富山市街地をぐるっと一周する周遊タイプで途中下車はできませんが、移動そのものを楽しむものです。
2日前の22日(水)に運行を始めたばかりで、平日で空いている由、乗ってみることにしました。
受付で800円を払ってチケットとパンフレットをもらい、列に並んで待ちます。
しかも高さ3.8mから車窓を眺められます。
目だけでなく、全身で楽しむことができますね。
しかし5月とはいえ、昼下がりともなれば、強い陽射しは避けられません。
アテンダントさんから小さい保冷剤をもらえたものの、気休めにもなりません。
シートは熱く、お尻が火傷しそうなのに、シートベルトは絶対ですから、もはや修行ですね。
もともと乗る予定はありませんでしたから、日焼け対策は一切しておらず、それどころか黒いシャツなんて着てきてしまったことに後悔。。。
15時ちょうどに出発したバスは、駅前通りを真っ直ぐ進みます。
が、信号待ちが多く、その度に陽射しが容赦なく降り注ぎますから、ある意味拷問です。
そんな中、道ばたを歩く人の中には、手を振ってくれる人も。
それを、富山地方鉄道バスが6月30日(日)までの期間限定で借りて運行するそうです。
来年の東京オリンピックにも使われそうですね。
木陰に入れば、この時期らしい爽やかな陽気に包まれますが、このケヤキ並木の下はカラスの糞が多く、降られてきたりしたらオワリだろうなと思う。
そんなことを知っているものだから、気分良くは過ごせませんでした。
バスは繁華街の総曲輪(そうがわ)を回るように走ります。
時々、路面電車がすれ違ったりして、タイミングが良ければ電車の運転士さんが手を振ってくれます。
手を伸ばせば届きそうだけど、600Vの電圧が流れていて、感電してしまうので、お控えくださいとのアナウンス。
しかし、この後、3.8mの高さならではのスリルな体験ができるとか。。。
少し進むと、世界的にも珍しい水墨美術館が見えてきました。
ここはまだ行ったことがないので、いつか訪れてみたいですね。
その先で線路を潜るのですが、当バスは高さ3.8mもあるため、トンネルの上が近いように思えます。
なかなかスリルはありますが、これは第一段階で、この後さらにすごいのが控えているそう。
再び神通川を渡ります。
遠くには立山連峰がよく見えています。
だから、この晴れ間は富山では非常に貴重なのだということを話してくれましたが、6年間富山に住んでいる者としては、もっと多いように思う。
冬ですら、月に4~5回ぐらい晴れている気がします。
むしろ、春と秋は太平洋側より晴れているのではと思ったりします。
そんなこんなで、バスは富山県近代美術館と結婚式場を通り過ぎ、環水公園をぐるりと回りこむように走ります。
ちょうど富山ライトレールがやってきましたね。
しかも今年導入されたばかりのシルバー色編成で、見た目は市内電車の環状線とそっくりです。
もっとも、来年にはライトレールと市内電車の線路がつながるそうで、完成した暁、ライトレールは富山地方鉄道に統合されるそうです。
運賃体系はどうなるか分かりませんが、少なくとも乗り換えなしで行ける点は、利便性向上ですね。
ひときわ高い「インテック本社ビル」です。
富山駅北口を左に曲がり、さらに少し進んで右折すると、再び線路を潜ります。
線路は現在、新幹線とあいの風とやま鉄道は高架ですが、富山地方鉄道線は地上のままです。
高架下は4m。
当バスの高さは3.8mですから、その差はわずか20cm!
当然、手を挙げることは禁止です。
これはジェットコースターのような感覚で、かなりスリルはあります。
バスの運転士さんも気合が入っていたのか、アクセルに力を入れてたらしく、抜けた後の交差点で、停止線をかなりオーバーしていました(笑)
そして路面電車の線路も再び。
軌道の石畳は大正期のままだそうです。
地鉄の本社ビルには、社員さんたちが窓から体を出して手を振ってくれます。
富山城址です。
信号待ちが多かった結果、50分かけて1周してきました。
神通川を渡るときに、風を切って爽やかな気分になったり、線路を潜るスリルな体験を味わえたりするのは、なかなかないことだと思います。
ただし、はじめの方にも書いた通り、陽射しをこれでもかというぐらい浴びるため、日焼け・暑さ対策は十分にしておいた方がいいでしょう。
そうでなくば、私のように真っ黒に日焼けしたり、ズボンのお尻の部分が汗で濡れてしまったりと恥をかくことになりますから。。。
疲れを取るための散歩
仕事のためなのか、夏日になったからか、はたまた悪夢にうなされたせいか知りませんが、今朝は鉛のように身体が重くて、午前中のほとんどは布団の中で過ごしました。
私の場合、疲れている時は、一晩ぐっすり眠れば取れることが多いのですが、今日はさにあらず。
そこで、最近始めたばかりのストレッチ体操をすることにしました。
ストレッチ体操と言っても、テレビとかの受け売りではなく、学生の時に習った合気道の準備体操ですね。
学生の頃はその効能になかなか気が付きませんでしたが、働いて疲れた時は、筋肉が硬くなっていることがある。
それを体操で伸ばして柔らかくするだけのことです。
で、昨日の朝は、これを行ったことで成功。
身体が目覚めた感じで、軽くなった気分になりました。
しかし、今朝はどういうわけか、うまくいきません。
一応、筋肉が伸びてる感覚はありましたが、疲れを取るには及びませんでした。
そういうわけで、疲れが取れるまでしばらくの間、オフトゥンにもそもそと入ることにしたのです。
ようやく午後2時になってちょっと元気が出てきて、遅めの昼食をとった後、今度は散歩で疲れを取ろうと目論む。
いつもの散歩道です。
雲が広がってきたものの、涼しい風が吹き抜けて、心地良い。
中島閘門に着くと、ちょうど船が閘門を通り抜けるところで、水位を上げた後、門が開いて幅の広い運河へと進んでいきました。
帰りの電車内では、本を読むほどの気力を取り戻すことができました。
あとは、しっかり夕食をとって、お風呂に浸かって、たっぷりと寝るのみ。
明日からしばらく仕事の日が続くから、元気に出勤したいですね。
計画を立てよう
前回の記事「時間厳守」を実現するには、旅程を立てるのは絶対に必要です。
これをしないで、行き当たりばったりで行おうものなら、地方では数時間待ち、最悪の場合、最終列車を逃すことになるだろうし、本数の多い都会でも、土地勘がなければ、あれよあれよという間に、迷子になってしまいます。
計画を立てるのは、畢竟(ひっきょう)、目的を達成させるための見通しをもつことですから、鉄道旅行に限らず、仕事でも必須のスキルですね。
ただし、時間に厳格な国内鉄道においては、1分単位で計画を立てなければなりません。
(本当は15秒単位で運行されていますが、時刻表上では秒を切り捨てして表示されている。例えば実際の発車時刻が13時26分15秒の場合、時刻表上では13時26分と表示される。)
事故で列車が遅れるという例外はあるものの、基本的には(どんなに辺鄙な所でも)時刻表通りに運行されると考えるべきです。
細かいことですが、なにしろ1分でも遅刻したら、列車は容赦なく出発してしまいますから。
そういうわけで、私の場合、以下の写真のように、計画はノートに書くようにしています。
(字形は残念だが、目的は自分が見て分かりさえすれば良いのです。)
まず日付と曜日、タイトル(テキトー)を書きます。
次に、乗り降りする駅名とその時刻、路線名(バスや船、飛行機、徒歩も含めて)、特急などの優等列車、自由席・指定席です。
これらは、紙の時刻表(主にJR)のほか、私鉄線やバス等ではインターネットの時刻表で調べます。
私はノートのスペースを有効活用したいので、、縦2段組にしています。
最後に、宿泊所名もメモします。
(メモしなかったために、当日どこに泊まるのか忘れてしまい、宿の方に迷惑をかけたことがあります)
こういう計画書の作り方は、人によってまちまちでしょうから、自分なりのスタイルで作ればいいですね。
時間厳守
鉄道旅行においては最も大事な要素ですよね。
なにしろ、これを守らないと列車はお構いなしに出発してしまい、途方に暮れますから。
だから、そうならないように、事前にしっかり計画を立てることが大切。
まあ、仕事でも〆切守らないとアウトになりますよね。
(しかも仕事の場合は他の人に迷惑をかけるから、より性質が悪い)
とはいえ、私もこれまで寝坊したせいで始発列車を逃したり、東京は頻繁に走っている路線ばかりだから油断して計画を立てないまま乗りに行ったら、帰りの新幹線に間に合わなかったりしたとか、北海道の旭川では前日の夜に地元の人達と飲み明かした挙句、二日酔いで乗る列車を逃してしまったりと、いろいろ失敗してますが。。。
令和最初の小旅行(中島閘門~富山環水公園)
少し前ですが、5月2日(木)、澄み切った青空が広がってお散歩日和でしたので、ちょいと出かけてきました。
私にとって、恒例の富岩運河を歩いていきます。
駅から歩いて10分ほどで、中島閘門に到着。
先月来た時点では、運河の両岸にピンクの桜が遠くまで続いていましたが、すっかり新緑の景色に変わりました。
私が来た時は、船の姿がありませんでした。
もし船が来れば、閘門が開くと同時に水位の高い所から低くて幅の狭い所に水が勢いよく流れ、徐々に水位の差が縮まって、やがて通行できるようになります。
これと同じ仕組みが、パナマ運河でも採用されていますね。
道の右側には、「曲面護岸(むくり護岸)」が見えます。
地味に、昭和期における土木技術の高さをアピールする説明版が掛けられています。
青い空と新緑は5月らしい風景の1つ。
やさしい風が吹けば、サラサラと音を立てながら、耳に染みてくる。
同時に心地良い涼しさが肌に触れ、疲れた身やささくれた心を癒してくれますね。
木々のどこかで鳥たちの鳴き声が聞こえ、目を凝らすと、小さな鳥の姿が。
名前はわかりませんが、緑の葉っぱや枝をかいくぐって跳ぶさまは、可愛らしいものです。
陽の光を全身で受け止め、これからさらに成長していくであろう木々。
つい自分の姿にも重ねたくなります。(中二病?)
橋を渡って、こんどは左岸に移ります。
ハナモモでしょうか?
だいぶしぼんでいるようでした。
花が敷き詰められているわけではないけど、濃淡のピンクが散らばり、近づけば少し甘い匂いが漂っています。
(蜂には要注意ですが)
鴨がまるで日向ぼっこしているかのような。
首を後ろに向け、くちばしで身体をつついている。
かゆみを取るためなのか、それともゴミを取るためなのかはわかりません。
ただ、そういう仕草は、なんとも愛おしい姿ではありませんか。
と、そこへ2隻の船が自転車ぐらいのスピードでやってきました。
ライフジャケットを着た観光客が水上からの景色を楽しんでいるようでした。
中島閘門から歩いて20分強、富岩運河環水公園に着きました。
シダレヤナギは名前の通り、葉っぱごと枝をだらりと垂れ下がっています。
運河に架かる「天門橋」から山の方へ眺めます。
ゴールデンウィークとあってか、観光船にはたくさんのお客さんを乗せ、忙しく回っているようです。
両岸の芝生にもたくさんの人がいて、レジャーシートを広げてごろんと横になったり、カップルが睦まじくしていたり、子ども達が走り回ったり。
スタバにもたくさんのお客さんで賑わってますね。
その後ろには、白い雪を被った立山連峰がうっすらと見えます。
冬の間、どんよりと灰色の雲で覆われる日が多い富山では、春になると青空と白い雪を冠した立山連峰のセットが見え、富山の春らしい風景となります。
その風景を写真に収めようと、スマホやデジカメを持って記念写真を撮る人達も、この天門橋にはたくさんいました。
こういう穏やかで平和な時間が続けばいいのですが、そういうわけにもいかないでしょう。
平成期は直接的な戦争こそなかったものの、まだまだ解決すべき課題は多い。
だからこそ、他人事のように願っているだけではダメで、平和な日常を(自分なりに)つくり続けるよう不断の努力が必要。
私も一市民として、できることをしていきたいですね。
話を散歩に戻して、富岩運河環水公園の出入り口から富山駅まで、徒歩10分。
ライトレールは今でもたくさんのお客さんに利用されて、人気ですね。
というか、富山市の顔と言える存在でしょうか。
そうそう、4月20日に南北を貫く通路ができました。
まだ幅が狭いですが、これでわざわざ地下通路を通らず、そのまま真っ直ぐに行き来できるようになりました。
来年には北側のライトレールと南側の市電がつながるそうで、そうなればますます便利で魅力的な駅になりますね。