のと鉄道(のと里山里海号、あつあつ亭)
七尾駅にて。
今回乗車したのは、12時38分発の3号。
予約が必要だが、トライアングルルートきっぷがあれば、本来1500円のところを、700円追加するだけで乗車できる。
車内の席に着くと、水と記念台紙と菓子が用意されていた。
菓子は緑・黄・紫の3色ストライプ状のバウムクーヘンで、見た目はテリーヌみたいだった。
ちなみに、緑はほうれん草、黄は大豆、そして紫は紫いもであり、健康にいい感じ♪
発車前に、アテンダントが車内の案内放送をしていた。
内装の説明もされたが、面白かったのは「・・・天井が低くなっております。頭をぶつけないように、本日は1号・2号で既に5名の方が犠牲になられております。3号で犠牲者にならないようお気を付けてください。」とユーモアを交えたアナウンス。
自分も身長が高い方なので、6人目の犠牲者にならないよう気を付けた(汗)
列車は、途中の能登中島駅で停車。
15分程停まるということで、駅に降りてみた。
奥にある客車は、かつて郵便列車として、車内で仕分けをしていた。
道路が発達する前は、鉄道が貨物と同様の役割を果たしていたのかと思う。
この他、駅マルシェで地元の物産品が売られていた。
再び乗車し、穴水駅へ。
ボラ漁の櫓を見ながら列車は進んでいく。
と、ここで車内は一斉消灯。
トンネル内は職員手作りのイルミネーションが。
七尾湾で見られる「イルカ」や「ようこそのとへ」の文字がライトアップされていた。
が、あっという間にトンネルを抜けた。
次もあるのでは?と期待していると、アテンダントが「ところが、イルミネーションはこれでもう終わりでございます。」との放送。
さてさて、列車はようやく穴水駅に到着。
お目当ての「あつあつ亭」に歩を急ぐ。
2時に予約をしていたが、席が空いたので指定時間の5分前に案内された。
あつあつ盛りセットとワインを注文。
まさしく牡蠣づくし!
通常、牡蠣は7個だが、観光列車に乗車した人はさらに2個サービスされるとのこと。
あと、牡蠣フライに牡蠣の炊き込みご飯、味噌汁が付いてくる。
1年分食したような・・・
しかし、味は新鮮そのもので、牡蠣の旨味がダイレクトに伝わってくる。
中のスープも旨味たっぷりで、最高だった。
牡蠣を焼いてると、時々「パーっン!」と爆発して、中のスープが跳びはねてくる。
周りでも所々で牡蠣の爆発音が聞こえた。
新鮮な牡蠣を堪能したところで、まだ少し時間があったので、駅近くの神社に行き、お参りしておみくじを引き、「吉」と出て内容を読んでみて微妙な気持ちになって駅に戻り、普通列車に乗車。
新しく開通した能越自動車道でスイスイ走っていく。
以前、路線バスで下道を通ったことがあったが、とにかく時間がかかった記憶がある。
それに比べれば、なんと便利になったことよ。(1日4往復だが)
灘浦インターで下道に入る。空はうっすらと晴れてきた。
写真では見えないが、ここからうっすらと白い雪を被った立山連峰が見えたのだ。
氷見番屋街を通り、再び能越道へ。
17時45分、高岡駅に到着した。
すっかり夕暮れに染まっていた。