沖縄都市モノレール[ゆいレール]2
嵐が去って、少し晴れ間が出てきたので、こんどは車窓に期待がもてそうです。
16時56分発、首里行き2両編成の到着です。
ゆいレールは、日中8分間隔で運行されているから、利用しやすいですね。
乗客は当然ながら、観光客がほとんどで、すべての座席が塞がり、立ち客もたくさんいました。
本社機能も備え、ゆいレール展示館も併設されています。
道路は整備されているものの、歩いている人はいません。
奥武山公園から牧志駅までは、いくつかの運河に沿って走ります。
軌道がくねくねしていて、方向感覚がつかみづらいです。
基本的にビル街やマンションが多いものの、古くからあると思われる住宅も見られ、ちょっとした生活感が漂います。
県庁前駅と牧志駅で、大半の観光客は降りて行きました。
この辺りはアパートや高級住宅街といった趣で、長崎、神戸、横浜の街並みを想起させます。
ただ、木造住宅が見られないのは、やはり台風銀座だからでしょうか。
ここまで来ると、乗客は少ないです。
右手の車窓から、丘の上に首里城がそびえています。
勾配を登り切り、左へ曲がると、17時23分、終点、首里駅に到着です。
これで、今度こそ納得の完乗です。
そして、目標としていたJR線・私鉄線(ケーブルカーを除く)の乗りつぶしも終わりました。
まあ、何か勲章がもらえるわけではありませんし、自分の中で「終わったんだな」という気持ちで、それ以上でも以下でもありません。
また雨が降ってきそうでしたから、降られないうちに宿へ向かい、薄暗くなる頃に着きました。
女将さんから教えてもらった居酒屋で、夕食。
泡盛は、あの甘ったるい感じが好きではありませんでしたが、せっかく沖縄に来た機会、1合ぶんだけ飲みました。
会計時に、酔いが回ったことを店主に伝えると、
「まあなにしろ、40度のお酒ですからねぇ」と言った。
宿の部屋でゴロンと横になると、いつの間にか眠りに落ち、気が付けば夜中の1時を回っていました。(続く)