犬吠埼と外川駅
2016年(平成28年)1月2日訪問。
犬吠埼は千葉県の東端部に位置する岬で、初日の出のスポットとしてよく挙げられていますが、もちろん私はそんな大変なマネはできませんので、日中にやってきました。
その牧歌的な雰囲気の中、真っ直ぐ進むと、太平洋を望める君ヶ浜に突き当たります。
波は高く、複雑な海流をつくっているためか、「遊泳禁止」の看板が立てられています。
らせん状の階段を登り切って外に出ると、雲一つない青々とした空が現れ、強い風にあおられて白波が弧を描いた浜辺に押し寄せていたのが印象的でした。
ここは私に灯台の関心を抱かせた源と言えるでしょう。
この日はあの頃のようなすっきりとした空ではなかったものの、風が強いのと容赦のない波は重なっているように思えました。
日がある方には土産物屋や食堂があり、観光客で賑わっています。
それらの前を通り過ぎると、県道と合流して10分ほど歩き、犬吠駅に着く。
古くて簡素な木造駅舎で、周囲の住宅街に溶け込んでいるかのような趣です。
駅前の通りを真っ直ぐ下りていくと、漁港に突き当たります。
誰もいない港に夕陽が照らし出すと、なんだかしんみりとした思いにさせられました。