ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

犬吠埼と外川駅

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2016年(平成28年)1月2日訪問。
 
犬吠埼は千葉県の東端部に位置する岬で、初日の出のスポットとしてよく挙げられていますが、もちろん私はそんな大変なマネはできませんので、日中にやってきました。
 
最寄駅は銚子電気鉄道犬吠駅ですが、私はあえてその1つ手前の君ヶ浜駅で降りて行きます。
 
君ヶ浜駅は1面のホームしかない無人駅で、駅前もわずかな住宅やアパートを除いて、畑が広がっています。
 
その牧歌的な雰囲気の中、真っ直ぐ進むと、太平洋を望める君ヶ浜に突き当たります。
 
波は高く、複雑な海流をつくっているためか、「遊泳禁止」の看板が立てられています。
 
湾曲する浜辺を東へ歩くと、灯台が見えてきて、犬吠埼です。
 
 
 
 
 
 
 
 
私がはじめてこの灯台に来たのは、中学1年生の秋。
 
埼玉の実家から武蔵野線常磐線成田線我孫子支線)、成田線、そして銚子電鉄へと乗り継ぎ、犬吠駅で降りて歩きました。
 
らせん状の階段を登り切って外に出ると、雲一つない青々とした空が現れ、強い風にあおられて白波が弧を描いた浜辺に押し寄せていたのが印象的でした。
 
何かの記念日だったのか、日本各地の灯台の写真が載った下敷きのような物をもらった覚えがあり、以来、その下敷きに写っている灯台を眺めているうちに、いくつかの名前は覚えてしまいました。
 
ここは私に灯台の関心を抱かせた源と言えるでしょう。
 
午後4時頃に、犬吠駅に戻り、売店で「ぬれ煎餅」を買って銚子行きの電車に乗り、銚子駅から特急しおさい号で東京に帰りました。
 
 
 
 
 
 
 
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この日はあの頃のようなすっきりとした空ではなかったものの、風が強いのと容赦のない波は重なっているように思えました。
 
日がある方には土産物屋や食堂があり、観光客で賑わっています。
 
それらの前を通り過ぎると、県道と合流して10分ほど歩き、犬吠駅に着く。
 
 
 
 
 
 
 
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銚子電鉄の終着駅の外川駅
 
古くて簡素な木造駅舎で、周囲の住宅街に溶け込んでいるかのような趣です。
 
 
 
 
 
 
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駅前の通りを真っ直ぐ下りていくと、漁港に突き当たります。
 
誰もいない港に夕陽が照らし出すと、なんだかしんみりとした思いにさせられました。