西武池袋線(特急[ラビュー]むさし65号)
「喜び事や楽しい事が多い幸運の時です。こういう時期は気の緩み、誘惑に用心して、軽挙妄動を慎むこと。」
令和2年の運勢は基本的に良さそうだけど、かといって、それに寄りかかっていると損をするという注意が添えられており、なんだか昨年と大して変わらない気がしてきました。
今年は昨年以上に旅行の回数は減りそうですが、せめて3カ月に1回はどこか遠くへ行きたいなぁと思います。
さて、新年さっそくの1月3日(金)。
昨年(2019年3月)に導入された西武線の新型特急「ラビュー」や普通列車に乗って秩父を目指します。
秩父に行くのは久しぶりだし、西武線の新型特急がいかなるものか楽しみでもあります。
特急専用乗り場の壁には、これまでの特急列車の写真が時系列ごとに掲示されていました。
ちなみに初代「レッドアロー号」は、現在、富山地方鉄道で活躍しています。
私が乗車するのは、10時ちょうど発、特急「むさし65号」です。
「むさし」は秩父まで行かず、途中の飯能止まりのため、飯能駅で普通列車に乗り換える必要があります。
「ラビュー」は秩父まで行く「ちちぶ」にも使われていますが、三が日で下手をすれば混む恐れがあるので、失礼ながら、行き先が中途半端な「むさし」にしたわけです。
「ラビュー」とは「(L)贅沢なリビングのような空間」「(a)矢のような速達性」「(v)大きな窓から移りゆく眺望」をの頭文字からとられた愛称で、「いままでに見たことのない新しい車両」をコンセプトにつくられたそうです。
たしかに外観でいえば、前面が球体で色がすべて銀色、そして何より下半身まで見えそうな大きな窓という組み合わせは、今まで見たことはありません。
一方、車内の方は、全体的に真っ黄色です。
座席も独特な形状をしていて、とくに肘掛けなんかは背面から滑るようにつながっていますね。
ただし、モノは安っぽい印象で、機能性というよりはデザイン性に凝ったと言えそうです。
出発時刻が迫るにつれ、乗客たちが入ってきましたが、空席が目立つガラガラの状態でした。
西武池袋線は運行本数が多く、特急といえども、それほどスピードは出しません。
停車駅こそ所沢、入間市、飯能と少ないものの、表定速度はおよそ63kmにしか過ぎません。
ま、そのぶんゆっくりと景色を楽しめますが、「むさし」が走るのは住宅街ばかりですから、あまりおもしろみはありません。
眺望が優れるのは、飯能より先の区間ですが、それは次回の記事にアップしたいと思います。
39分の乗車で、飯能駅に到着です。
特急料金は500円と安いですね。
その代わり、車内設備はトイレ・化粧室ぐらいの最低限のしかなく、車内販売はもちろん、自動販売機もありません。
「ちちぶ」であっても短距離ですから、必要はないですね。