磐越西線(新津~会津若松)
新津駅から9時34分発、磐越西線、会津若松行きの普通列車に乗車します。
やってきたのは、GV-E400系という新型車両。
「ディーゼルエンジンの動力で発電した電力で主電動機を駆動する」(wikipediaより)という、電気系に疎い私にはさっぱりな仕組みですが、とにかく初めて乗る車両なので楽しみではあります。
ホームに乗車位置がないので、どこに並べばいいかはっきりせず、とりあえず地元客と思しき人たちの近くに並びます。
この列車は当駅折り返しで、たくさんの乗客が降りた後、すぐに乗車できます。
車内は全体的にピンク色で統一されています。
座席配置は進行方向左側に4人がけボックス席が3組、右側に2人がけ席が3組で、他はロングシートです。
加速時にディーゼル特有の唸り声を上げるものの、さすが新型車両とあってか、あっという間に定速運転に入ります。
五泉駅で大半の乗客が降り、車内はさらに空いた状態に。
でも、私の隣で若い男性3人グループがトークに盛り上がっており、乗客数が少ないにもかかわらず、賑やかな雰囲気でした。
景色は馬下(まおろし)までは越後平野部を走り、駅周辺に住宅が固まっている様子。
馬下から先は山岳地帯に入り、運転席後部の窓がカーテンで閉められました。
両側が急峻な山に挟まれた大河は、まるで中国を思わせます。
津川の街並みもいいですね。
残雪が見られました。
野沢駅出発後、沿線の保育園児たちがこちらに手を振っていました。
ローカル線ではよく見かける光景で、心温まります。
山都駅を出て、有名な撮影スポット、一ノ戸川橋梁を渡ります。
見晴らしが大変に良い。
会津盆地に入りました。
喜多方駅でたくさんの地元客が乗ってきました。
線路は直線が多く、しかもこの列車は喜多方を出ると、塩川駅を除いて、会津豊川、姥堂、笈川、堂島を通過するため、かなりのスピードを出します。
11時55分、定刻通り、会津若松駅に到着です。
ここで昼食をとりに、駅構内のおそば屋さんに入ります。
ざるそばと鴨肉丼のセット。
そばの吭越しは良く、つるつると入っていきます。
鴨肉の食べ応えも十分。
入店したときは誰もおらず、やはりコロナによる影響かなと思ったのですが、その後、続々とお客さんが入ってきて、少しは賑やかになりました。
腹がふくれたところで、次はいよいよ只見線に乗車です。(続く)