大雪日記2
1月8日(金)
この日はたまたま仕事が指定休だったため、基本的には自宅にいました。
風は収まったものの、降雪がひどく、一晩でだいぶ積もったようです。
こんな時に家のガス点検に来てくださった方には頭が下がる思いで、事業所から車を出すのに一苦労したとのこと。
一方、暖房でぬくぬくと過ごしている当方としては、せめてもと、温かいお茶とチョコパイでもてなすので、精いっぱい。
いつもは受け取らないという点検の方も、さすがにこの日は朝食がとれなかったらしく、ありがたくいただくとのことで、出してほっとしました。
昼食と買い物しに外出すると、道路のアスファルトは積雪でほぼ見えなくなっていました。
風はあまりなく、気温も0℃前後。
しかし、空気が湿っているのか、なんとか手袋がなくても歩けました。
ただ、やはり降雪が止まず、どんどん積もり続きました。
地元の方によれば、これぐらいの大雪は久しぶりだが、20年前ぐらいまではわりとあったとのこと。
ただ、ここまで一気に積もるのは初めてかもしれないと言っていました。
それから前日、私が仕事に行っている間、この辺りで2回停電が起こったとのことでした。
いずれもすぐに回復はしたそうですが、今後、倒木による電線遮断とかでいつまた停電が起きるかもしれない。
ランチをとった後、スーパーで買い物。
この日の食料品はいつも通りに並んでいました。
夕方、職場に電話連絡をし、次の日(9日)はひょっとしたら電車が止まるかもしれないと伝えました。
さらにその夜、上司からLINEでメッセージが来て、明日は休業するとの連絡が来ました。
ちょうど電車がお昼頃まで運休するとありましたから、助かりましたと返信すると、
「ちなみにボクは5時に出て、まだ家に帰れてません」とのメッセージが。
どうやらこの大雪で車が立往生しているらしく、1時間で100メートルくらいしか進んでいないとのこと。
そんなひどい状況になっているのかと驚きました。
1月9日(土)
図らずも4連休となりましたが、結局、電車は除雪作業のため終日運休。
雪は降り続き、いよいよ災害級となりました。
道路はアスファルトが見えず、駐輪場手前の歩道もずっぽり埋まりました。
駅前もかろうじて車が入れる程度。
もっとも、電車は結局、終日運休となりましたから、迎えの車はありません。
バスも終日運休となったみたいです。
落雪の危険性があるのか、テープで立入禁止区域ができていました。
除雪車がフル稼働で、道路に積もった雪を脇にどかしてくれています。
とてもありがたい。
スーパーに買い物に行くと、いよいよ一部の食パンがなくなり始めていました。
幸い、私は買うことができましたが、明日にはどうなっているのか。
午前中に除雪車が家の前の駐車場を除雪してくれたみたいですが、再び雪で埋まってしまったので、とりあえず通路だけ確保しようとスコップで除雪。
私は車を持っていないので、その分の除雪はしなくて済みましたが、道路に出すまでに1時間弱かかると聞いています。
1月10日(日)
雪の峠は越えたようで、午後から晴れ間が見えてきました。
この日も電車は終日運休。
除雪車もフル稼働です。
おそらくこの日が積雪量がピークに達したと思われます。
うちの地域では82cmと、太平洋側で育った人間としては十分驚きの数値ですが、これでも県内では少ない方で、県庁所在地の富山の方がこれより40cmも高い127cm。
この目で確かめてないので、どのような状況なのか分かりかねますが、ニュースで見た限りでは都市部もとんでもないことになっていそう。
今後は気温が高くなるから、雪が重く、落雪に注意しなければなりません。
スーパーに行くと、とうとうパンコーナーが品薄状態となっていました。
スーパーで品薄状態を見るのは、去年の4月から6月にかけて、トイレットペーパーやティッシュ(いずれもデマ情報によるもの)、アルコール、マスク以来ですね。
大雪によって道路状況が悪いですから、物流が途絶えるのも無理はありません。
数日の辛抱ですね。
あれだけ荒れた天気が続いた後、ふと青空を見渡すと、なぜか愛おしく思えてきます。
2021年(令和3年)は、昨年以上に酷い年になるかなと懸念していますが、こういうちょっとした風景を見て心を癒し、なんとか前向きに生きていければと思います。