万葉線(高岡~西新湊)
今年に入って、2度の大雪に見舞われ、物理的外出自粛を余儀なくされました。
COVID-19の影響は今年も続きそうで、のっけからこの様子では、今年もあまり遠くに旅行へは行けなさそうです。
それでも、晴れて暖かくなれば、どこかに出かけたくなるもの。
2月21日(日)、しばらくご無沙汰していた射水市新湊地区に行ってきました。
12時ちょうど発、越ノ潟行きを待ちます。
高岡市内の伝統工芸であるお鈴を使った接近メロディが流れ、電車が入線してきました。
この車両は元々赤色でしたが、いつの間にか黄色いカラーリングをまとっており、この後すれ違った他の車両も青色(ドラえもんトラムではない)がありました。
当路線には2年半ぶりの乗車ですから、「浦島太郎」状態になるのも不思議ではありません。
車内は満席になるほどではありませんが、グループ客で賑わっていました。
ドラえもんのブロンズ像を見ながら、ロータリーをぐるりと回って、駅前通りに出ます。
片原町電停の乗り場は専用ホームがなく、ペイントです。
スペースがなく、やむなくこのような形になりましたが、乗り降りの際、車の往来には注意が必要です。
実際、事故が起きており、乗客も車のドライバーも緊張感をもつでしょう。
このようなペイントホームは、他にあと2カ所あります。
藤子・F・不二雄ふるさとギャラリーのある高岡市立美術館の最寄り駅、志貴野中学校前電停で多くの人が降り、車内は空席が目立ちました。
乗客の賑やかな声の代わりに、立川志の輔による車内アナウンスが響きます。
JR氷見線を跨ぎ、電車は吉久地区に入りました。
全国の路面電車に乗り尽した身からすれば、これほど「普通の生活」が濃く漂う区間はないです。
江ノ電も住宅が身近に感じられますが、あちらはもはやブランド化したお洒落な街並みへと変わった感じがします。
それに比べ、ここは全国的にも知名度はあまり高くありませんから、古さとのんびりさ、静かさが色濃く残っています。
六渡寺の先で庄川を渡ります。
12時39分、西新湊電停で降ります。
ここから内川に向かって、散策します。(続く)