ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

鹿島臨海鉄道大洗鹿島線、JR鹿島線

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1月3日(水)、水戸駅にて。

ここから鹿島臨海鉄道大洗鹿島線(以下、大洗線)と、その先のJR鹿島線に乗ってきました。

このルートは2017年11月11日(土)の本ブログで「空想時刻表」として取り上げました。

その実践(?)記録です。




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13:33発の大洗線の車両は2両編成。

車内の座席は関東地方では珍しく、向きを自由に変えられる「転換クロスシート」。

しかもトイレ付きです。

最近は老朽化が目立ってきて、新型車両に置き換わりつつあるそうです。

乗客数は1両につき30名ほど。

ちなみに外部と内装には、アニメ「ガールズ アンド パンツァー」(大洗町が舞台)のイラストが飾られてました。



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水戸駅を出発すると、3つ先の大洗駅まで高架になり、田んぼや畑が一望できます。

有人駅の大洗駅でおよそ3分の2の乗客が降りました。

マリンタワーやアクアワールド(水族館)、温泉など観光名所がたくさんありますね。

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大洗駅の1つ先の涸沼(ひぬま)駅。

ホーム側の先に涸沼という湖が見えます。

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新鉾田駅を過ぎると、進行方向右手に茨城県で2番目に大きい湖「北浦」(約35㎢)が見えます。

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大洋駅から先は畑やビニールハウスが多くみられます。

そういえば、茨城県ってピーマンやレンコン、はくさいの生産量が日本一で、他にもメロンや夏ネギ、レタスなどなど、野菜がたくさん作られていましたね。

荒野台を過ぎると、林の中をかき分けるように進み、やがて進行方向左手に鹿島サッカースタジアムが見えてきます。

その途中に鹿島サッカースタジアム駅があり、普段は通過しますが、試合のある日に停車します。

14:56、高架の鹿島神宮駅に到着。

徒歩10分ちょういの所に東京ドーム15個分の広さをもつ鹿島神宮があります。

ここで隣に停車しているJR鹿島線4両編成、普通列車、佐原行きに乗り換え。

車内は、鹿島神宮の初詣のためか、1両に20名ほどの乗客がいました。

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15時ちょうどに出発してしばらくすると、列車は1236mの北浦橋梁を渡ります。

決してきれいとは言えないですが、湖上を走るのはまるで「日本のヴェニス」ですね。

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こちらは潮来駅出発後、すぐに常陸利根川を渡ります。

ここから千葉県に入ります。

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十二橋駅香取駅にて。利根川です。

鹿島線はローカル線でありながら、大河や湖など水郷地帯を渡るため、ほとんどが高架区間を走り、眺めは最高だと思います。

鉄道紀行作家の宮脇俊三も『鉄道旅行のたのしみ』(角川文庫)の中で、「オランダのロッテルダムを走ってみるみたい」と紹介しています。

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15時22分、0番線に佐原駅到着。

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駅舎からし小江戸の雰囲気を出していますね。

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駅から15分弱歩くと、小野川です。

川沿いに蔵造が建ち並び、日本初の日本地図(大日本沿海輿地図)をつくった伊能忠敬の旧宅や記念館もあります。

それにしても、外国人の多いこと。

私も駅前でアジア系の若い女性に英語で写真撮影を頼まれました。

でも考えてみたら、すぐ近くに成田空港があるんですよね。

だから、外国人にとって、佐原の町並みは江戸文化を手早く知るのにう打ってつけというわけなんですね。

ではでは。