ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

北陸本線、湖西線

大阪に住んでいる妹夫婦からLINEで、ぜひうちへ来ないかとのお誘いが。

 

ちょうど青春18きっぷ1回分が残っていたので、2つ返事で大阪へ行くことになりました。

 

 

 

 

 

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金沢駅高架下の駅ナカで手土産の酒を買い、9時30分発、福井行きの普通列車に乗車です。

 

 

 

 

 

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かつては米原から直江津まで結んでいた北陸本線も、2015年(平成27年)3月で金沢まで短縮させられてしまい、すっかり格落ちした感があります。

 

私の住む富山でも第三セクターの「あいの風とやま鉄道」という名に変わって、国鉄線らしい風格のある名前を失いました。

 

それでも、特急「しらさぎ」や「サンダーバード」が頻繁に走ることから、「特急街道」とも呼ばれ、ダイヤ面で国鉄時代の趣を残す数少ない路線を保っています。

 

もっとも、北陸新幹線敦賀まで延伸されれば、それも失うのでしょうけど。

 

その歴史ある路線名の割に、景色は田んぼが広がる単調かつ退屈極まりないものばかりで、眠気を誘います。

 

まあ、さすが米どころですね。

 

小松駅で2本の特急列車との待ち合わせで、およそ15分停車。

 

あとは順調に進み、11時2分に福井駅着。

 

続いて11時12分発、敦賀行きの普通列車に乗り継ぎ。

 

輸送人員の少ない区間だから、2両のワンマン列車かと思ったら、今乗ってきたのと同じ4両編成でした。

 

ただ、席が半分以上埋まっている状況を見ると、2両では立ち客が出ていたかもしれません。

 

 

 

 

 

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武生を過ぎると、日野川に沿って山の奥へと進んでいきます。

 

南今庄を出発すると、全長13,870mの北陸トンネルへ突入。

 

このトンネルが開通するまでは、北陸本線は海側の方を通っていて、4か所のスイッチバック、最大25‰の勾配など厳しい条件だったという。

 

軟弱地盤による崖崩れや積雪にも悩まされ、そこを坂に弱い蒸気機関車で通っていたのですから、乗務員にとっても乗客にとっても命懸けだったらしいです。

 

それが今や最新型の電車でたったの10分で駆け抜けてしまうのですから、有難いことです。

 

12時4分、敦賀駅に到着です。

 

 

 

 

 

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12時23分発、姫路行きの新快速列車です。

 

行き先を見ると、もうここは北陸ではなく、関西だと感じてしまいます。

 

今朝から同じ車両ばかりで飽きてしまいますが、座席は転換クロスシートと快適だし、これで新大阪まで行けるわけですから、もう少しの辛抱。

 

 

 

 

 

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敦賀駅で買った駅弁「焼鯖寿し」。

 

若狭湾は鯖が有名で、「鯖街道」と言われる道があるほどですから。

 

身もシャリも固めだけど、さっぱりしていて食べやすかったです。

 

 

 

 

 

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さて、列車は小浜線と別れると山の中へ。

 

大阪・米原方面はここで勾配をかせぐため、ループ線をとります。

 

半分以上がトンネルだけど、途中ほんの一瞬、写真のような敦賀の街を一望できる所があり、真下に小浜線の線路も見えます。

 

 

 

 

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滋賀県に入り、近江塩津駅からは北陸本線と分かれて湖西線です。

 

いつも特急で通っていたため、新快速で通るのは初めてです。

 

 

 

 

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相変わらず田んぼの風景が多いのですが、

 

 

 

 

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琵琶湖が近くで見られるのも良いですね。

 

砂浜に穏やかな波が寄せているのを見ると、湖というよりは海だと錯覚してしまいそうです。

 

 

 

 

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この列車は近江舞子から先はいくつかの駅を通過していきますが、特急は最高速度130kmとスピードを出すのに、新快速は大体100~110kmとあまり出さないというのは不思議です。

 

車両自体は最高速度130kmを出せるはずだし、現にJR京都線神戸線区間では最高速度で走っているのに、これには少々拍子抜けしました。

 

大津京を過ぎるとトンネルに入り、京都府の山科で東海道本線(JR琵琶湖線)と合流。

 

13時57分、京都駅です。

 

 

 

 

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まだ国鉄型の103系車両があるんですね。

 

JR西日本には古い車両がまだまだ多く走っています。

 

京都駅を出ると、湖西線とは打って変わって、特急並みのスピードで走ります。

 

とにかく速く、住宅街や工場、ビル群がめくるめく過ぎ去っていきます。

 

14時23分、新大阪駅に到着。

 

ここで少し寄り道します。(続く)