ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

私の交通ライフ

村上敦『ドイツのコンパクトシティはなぜ成功するのか 近距離移動が地方都市を活性化する』(学芸出版社)を読み、自分の交通ライフを振り返ってみました。

 

以下、私が使っている(使っていた)交通手段についてそれぞれ記します。

 

 

 

①徒歩

 

私が今最も時間をかけているのが、「歩く」ことですね。

 

通勤では片道合計30分歩いていますので、往復で1時間。

 

これだけ歩けば、そこそこの運動効果は得られるでしょう。

 

しかも、昨年の11月から「とほ活」というアプリを活用し、1日1万歩を上限に歩けば歩くほどポイントが貯まる仕組みですから、意識せずとも通勤で勝手にポイントが貯まっていきます。(昨日で10000ポイント達成!)

 

貯まったポイントを使って賞品に応募することができますが、残念なことに、先月の応募資格は富山市民のみでしたので、市民ではない私は泣く泣く応募できませんでした。

 

それを聞いた職場の同僚が運営サイトに要望を出し、私もアンケートに書いて送りました。

 

結果、次回の応募から富山市に通勤・通学する人も対象になりました。

 

やっぱり要望を出すって大事なんですね。

 

とにかく、次回の8月に向けて、ますます歩こうという気持ちです。

 

 

 

 

 

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写真は5月に富岩運河を散歩した時に撮ったものですが、歩くとスピードがゆっくりになりますから、動植物が目に付きやすくなりますね。

そうすると、ほんのちょっとだけですが、地域への愛情が生まれます。

 

ゆっくり歩くことで、いろんな発見があるのは面白いものです。

 

 

 

 

②鉄道郊外路線

 

私は通勤で必要なため、鉄道の郊外路線を使っています。

 

鉄道に限らず、公共交通機関を使うメリットの1つは、一度乗ってしまえば、あとは目的地まで勝手に連れてってくれるので、その間、景色を眺めたり、読書したり、ネットニュースをチェックしたり、好きな音楽を聴いたり、ぼんやりしたり、眠ったりと、できることが多いことですね。

 

私は乗車時間が片道およそ25分で、この時間は至福の時です。

 

しかも、平日は朝ラッシュ時を外していますから、車内はわりと空いていて快適。

 

帰りは夜のラッシュ時ですので、座れる時と座れない時がありますが、行きだけでもだいぶ通勤のストレスは減ります。

 

車両の編成は2~4両と短く、本数は1時間に1~2本と、大都市の路線に比べれば不便ですが、地方路線としてはまだ恵まれている方で、慣れればどうってことはないです。

 

座席は4人がけボックス席や、向きを変えられる「転換クロスシート」が主で、特急の車両に乗っている気分になります。

 

また、村上前掲の書で指摘されていることですが、社会的に見れば、地域の公共交通機関を利用した方が、地域の雇用が生まれやすいということをを初めて知りました。

 

イカーでは、その地域に自動車製造の本社がない限り、ほとんど地域外にお金が流出してしまいますが、地域の公共交通機関であれば、幾分かお金の流れを地域内に留めることができますから、地域貢献にもなるわけですね。

 

ただ、私が使っている路線はなにぶん第三セクターですので、25km・6カ月定期が約8万円と高い!

 

しかも、会社から支給される交通費は月5000円しかなく、6カ月で3万円。

 

残りの5万円は自腹です(泣)

 

もっとも、これはマイカーで通勤しても同じことです。

 

ただし、マイカーと違って自己管理する必要はないので、その点は楽ですね。

 

そして、もう1つ懸念されるのが、「新型コロナウィルス」をはじめとする病原菌の接触感染の可能性。

 

こればかりはどうしようもないので、マスク着用と手洗い・うがいの徹底で凌ぐしかないですね。

 

 

 

 

 

路面電車

 

これは通勤でたまに使います。

 

よほどの悪天候の場合に限っています。

路面電車は台風など悪天候に強い!)

 

幸い、職場が路面電車の停留場の近くですから、状況に応じて移動手段を選択できます。

 

運賃は210円均一と少々お高いですが、私は「エコマイカ(ecomyca)」という交通系ICカードを持っているので、180円に割り引いてくれます。

 

運行本数は5分に1本ですから、郊外路線のようにいちいち発車時刻を気にせずに済みます。

 

 

 

 

④自転車

 

「とほ活」を利用し始めてから出番がめっきり減りましたが、近所の海沿いをサイクリングしたり、郊外店に行ったりする時に使っています。

 

なにぶん3万円弱の安いママチャリですので、性能はあまり良くなく、坂道ではかなりの体力を消耗します。

 

買ってからそろそろ7年経ちますので、電動自転車に買い替えてもいいのですが、現状あまり使っていないことを考えると、やはりためらいます。

 

しかも、冬は日本海側特有の雨や雪ばかりの天候となりますから、ますます遠のきます。

 

ただ、これも村上氏の前掲書によれば、自転車も相当健康に良いと指摘していますから、休みの日とかにレジャーとしてサイクリングを楽しむのも良いかもしれませんね。

 

 

 

 

⑤マイカ

 

以前は仕事でどうしても必要だったため、主に通勤や出張で使っていましたが、前職の退職を機に売ってしまいました。

 

車はたしかにどこへ行くのにも便利でしたが、運転に恐怖を覚え、かつ運転中は音楽やラジオを聴く以外は何もできませんから、プライベートであまり使うことはありませんでした。

 

クルマは、地方では必需品で、これなしでは仕事ができない(あるいは無い)と言ってもいいぐらいですが、幸い、今の職場はマイカーなしでも通勤できますので、引き続きクルマは所有していません。

 

藤井聡『クルマを捨ててこそ地方は甦る』(PHP新書)によれば、実はクルマ(マイカー)を運転せずに持っているだけでも、駐車料金やら維持費やらで1日平均1500円~2000円かかることを知りました。(対して、今私が使っている郊外路線は1日平均450円!)

 

これだけでも経済効率は悪いのですが、さらに払ったお金のほとんどが地域外に流出してしまうという点で性質が悪く、ガソリン車でしたから、東京やさらに海外のアラブにまで流出。

 

こうなると、外国にまで金を取られることになりますから、尚更、クルマへの魅力をなくします。

 

しかもつい最近、職場の同僚が、何者かにクルマのフロントガラスを壊され(ひびを入れられ)、修理に出さなければならなくなりましたが、その修理費用10万円強も自己負担。

 

保険適用にならなかったのかは不明でしたが、とにかく所有している以上は管理責任も自分持ちなので、やっぱり経済効率が悪いように思えます。

 

ということで、まだまだ公共交通機関で通勤できるうちは、クルマを所有する気はありません。

 

 

 

 

 

と、ここまで自分の交通ライフをつらつらと書いてみましたが、地方都市に住んでいながら、マイカーなしで生活できるというのは、やはり恵まれているんだと感じました。

 

徒歩圏内に鉄道駅をはじめ、バス停、スーパー、100均、衣料品店、本屋、役所、図書館、郵便局、コンビニ、飲食店など、生活に必要な施設やサービスが揃っている。

 

一方、職場は自宅から離れているとはいえ、公共交通機関を使って通える。

 

どんどん自分が有利になるように環境を選択していきたいですね。