ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

陸前高田1(奇跡の一本松)

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14時53分、再び陸前高田駅に戻り、市内の象徴(シンボル)である「奇跡の一本松」を見に行きます。

 

最寄りの駅は1つ隣であり、バスも15時11分と接続は悪くありませんが、地図を見ると、ここからおよそ1kmの道のりであり、バスに乗るより歩いた方が早いかもしれません。

 

幸い、好天になってきたので、歩きながら街並みの様子も見てみましょう。

 

 

 

 

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道路幅は広いですが、交通量が少ないです。

 

効率性を考えれば、もっと狭くてもよさそうですが、津波で避難することを思えば、広めに造っておいた方が良いのでしょうね。

 

 

 

 

 

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真っ直ぐ行った突き当りに総合運動公園が見えます。

 

やはりこの道は避難路として整備されたんですね。

 

 

 

 

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およそ25分ほど歩いて、「高田松原津波復興祈念公園」に着きました。

 

道の駅「高田松原」や東日本大震災津波伝承館、そして奇跡の一本松が集約されています。

 

 

 

 

 

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昨年に整備されたばかりで、敷地内は綺麗です。

 

献花台もあり、手を合わせて先に進みます。

 

 

 

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堤を上がるとまた献花台があり、その先は広田湾が一望できます。

 

穏やかな湾で、9年弱前にあんな凄惨なことが起こるなんて信じられません。

 

自然は人間の想像よりはるかに上回るんですね。

 

 

 

 

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右手にまるで天まで伸びているような一本松が見え、「奇跡の一本松」です。

 

 

 

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元々、この辺りは「松原」と言われるほどビッシリと松が生い茂っていたそうです。

 

それが津波でことごとく流され、この松だけが奇跡的に残ったというわけです。

 

しかし、この松も根が腐食し枯死してしまいました。

 

防腐処理などが施されていますが、原木のままではないのが残念です。

 

とはいえ、やはり街のシンボルとして、そして何よりも津波復興への希望として、多くの観光客に感動を与えているのですから、いろいろな意見はありますが、個人的には残しておいてよかったなと思います。

 

一本松の背後に、かつての道の駅の建物がボロボロの状態で残っており、やはり津波の恐ろしさを物語ってくれます。

 

 

 

 

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道の駅に戻り、中でお土産を買いました。

 

ゆずが特産品とは知りませんでした。

 

職場には味噌まんじゅうを買いました。

 

味噌も陸前高田の特産品です。

 

あと日本酒は「酔仙」。

 

自宅に帰って飲んでみたら、口当たりがよくて美味しかったです。

 

 

 

 

次のバスまでまだ40分ほど時間がありましたので、隣に併設されている「東日本大震災津波伝承館」に入りました。

 

修学旅行で来たと思われる中学生一行がガイドさんに従って説明を聞いていました。

 

私は8分ほどの映像を見ましたが、津波の衝撃的な映像は今でも心を痛めます。

 

当時、北海道の釧路空港のテレビで見ていましたが、個人的にはあの時を思い起こさせます。

 

yukimaru192.hatenablog.com

 

 

 

のちに職場のパートさんから聞いた話では、あの時の映像もだいぶ編集されていたみたいで、放送ギリギリのところをテレビに流したそうです。

 

そのままではとても流せるものではなく、あまりの凄惨な内容に体調を崩した人も出たのだとか。

 

当館の映像もかなり配慮して流しているのでしょうけど、地元の人達にとっては辛いでしょう。

 

防災については、もう少し自分事として考えなければいけないなと思わされました。

 

個人的には、広島の原爆ドーム、沖縄のひめゆりの塔と同じぐらい、観光客にはぜひ見てほしい所だなと思いました。

 

 

 

 

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外は暮れようとしており、風が冷たくなってきました。

 

今宵の宿へと向かいます。(続く)