ゆき丸の鉄道日記

鉄道旅行や雑記を綴ります。

豊橋鉄道渥美線

私が住む北陸地方は9日(金)を除き、連日陰鬱な天気が続き、たまには陽気で穏やか気候の地方へ行きたいもの。

せっかくの3連休だし、うち1泊2日でどこに行こうかなと時刻表を見ながら、ふと浮かんだのが、「表日本」という言葉。

表日本」とは主に太平洋地域を指し、対して日本海側を「裏日本」と呼んでいる。

メディアでは差別的な意味を含んでいることから、あまり使われないが、私の地元では使っている人が結構いる。

そういうわけで、今回は裏日本の中の「裏中部」の裏側、つまり表日本の中の「表中部」である愛知県、静岡県にねらいを付けようと思う。

乗車する主な路線は、豊橋鉄道渥美線東田本線(支線を含む)、天竜浜名湖鉄道、静岡鉄道、岳南電車御殿場線、それと人の多い東京を避けるため、相模線と八高線で高崎へ行き、北陸新幹線で帰ることにした。






2月11日(日)、富山駅から北陸新幹線はくたか」591号金沢行きと、金沢駅で特急しらさぎ4号で名古屋へ。

少し早い昼食(きしめん)を済ませた後、11時17分発の東海道本線新快速豊橋行きに乗車。

蒲郡駅から見える蒲郡港三河湾が陽光に照らされ、「表中部」の暖かな雰囲気を出している。

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12時8分、豊橋駅に到着。

ここから豊橋鉄道渥美線新豊橋駅へ移動する。

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豊橋鉄道渥美線渥美半島へ延びる全長18kmの路線。

3両編成の車内は地元の人々で賑わっていた。

12時15分に列車はゆっくり発車。

市街地を抜けると、田畑の風景が広がり、時折キャベツ畑やブロッコリー畑が目に付く。

スピードが速くないから、全体的にのんびりと楽しめる。

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列車は西へ向かって走り、私の後ろから南光が差し込んでくるから、ダウンを着ている身としては少し暑く感じた。

12時50分、終点の三河田原駅に到着。

現在の駅舎は2013年10月末に完成した4代目で、交流センターを併設している。

爽やかな青空が広がっているが、風が強く、思ったほど暖かく感じない。

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駅の役割を意識している。

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この日は「さわやかウォーキング」が開催され、たくさんのお年寄りの人達が誘導員に案内されて駅舎に入ってきていた。

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愛知県田原市は花の栽培が盛んで、この時期は菜の花、椿が見頃を迎えている。

他の時期では、シデコブシ河津桜ミツバツツジ、チューリップ、しょうぶ、ササユリ、ハマカンゾウ、水連(蓮)、ひまわり、コスモスなど、まさに花の街。

あと、果物ではいちごが盛んで、ちょうどシーズンだからいちご狩りも楽しめる。

裏日本のモノクロな雰囲気と違い、ここはカラフルな街並みだなと思った。




再びホームに戻り、13時2分発の新豊橋行きの列車に乗り、次の東田本線を目指す。(続く)